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ぽっちゃりさんの着物の着付け、ちょっとしたコツをマスターしましょう・・・着物編・・・

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着物自体にボリュームがあるので、ぽっちゃりさんは着物が苦手かも知れません。でも、着物の着付けには様々なポイントがあります。ちょっとした工夫で、見映えが大きく変わる場合も少なくないのです。まずはチャレンジしてみませんか?

半衿はシャープに見える工夫をしよう

色柄の可愛いものや、ビーズ・レースの付いた華やかタイプの半衿も増えてきました。特に成人式の振袖の時は豪華な半衿を付ける方も多いようです。でもできれば、ぽっちゃりさんなら、白を基調としたスッキリタイプを選びましょう。

顔の一番近くにある半衿は、印象を大きく左右するのです。細かい飾りの付いたものよりも、白などでまとめた半衿は、顔映りが良くてスッキリします。※控え目な刺繍が入ったものならOKです。

重ね衿もゆるまないように

フォーマルな着物に付ける「重ね衿」。少ししか見えませんが、インパクトは強いので着付けの際は是非付けましょう。

ただし、せっかくの重ね衿も着ている途中でゆるんでしまったら、台無しです。コーリンベルトでしっかりと押さえると心配はありません。コツは、コーリンベルトのクリップで着物と重ね衿を挟む時、下になる重ね衿を少し引っ張り気味にすることです。しっかり挟んだのに、段々ゆるんできた時は、コーリンベルトの寿命かも知れませんから、交換してみましょう。

帯の折り方は最初が肝心

袋帯などは、胴の部分を半分に折って使いますが、ぽっちゃりさんの場合は、工夫が必要です。帯を丁度半分に折るのではなく、表に出る方を少し幅広くなるように折ってみましょう。そうすれば目の錯覚で、細見え効果が出てきます。

ただし、帯には折りジワが残ってしまう場合がありますから、芯の固い帯を使う時は最初から帯の折る幅を意識しましょう。

帯揚げも重要なポイントです

帯の上に結ぶ帯揚げ。バストが豊かなぽっちゃりさんには悩みの種かも知れません。特に振袖に結ぶ帯揚げは、ボリュームのある総絞りの帯締めをまっすぐ帯の上に置く「一文字結び」や、衿に挟んで重ねて置く「いりく」などがオ―ソドックスな結び方ですが、これでは胸が強調されてしまいます。

「他の着物の着付けと同じように、帯揚げは帯の中に入れてスッキリさせたい」と思う方も多いでしょう。でもそれは、おすすめ出来ません。高く結ぶ帯締めは、「若さの象徴」なのです。着物の着付けは、年齢が上がるごとに帯揚げは下げていくのが基本となりますから、振袖の時に帯揚げが目だたないと、老けて見えます。せっかくの振袖なのに、若々しさが出ないなんて残念ですよね。

そんな時は、帯揚げ結びを変えてみましょう。普通に重ね結びにするのではなく、帯の側面に花や蝶の形を作る変わり結びなら、視線をサイドに持っていく効果があります。この場合は、同じ総絞りでも柔らかい絞りのものを使うと綺麗に仕上がります。

帯締めにもこだわって

帯の中心で帯を支えるのが帯締めです。帯締めの両端に房がありますが、この房が帯の中心部に近すぎると「帯締めが短い」=「ウエストが太い」となってしまいますから、要注意。実は帯締めにも「ロングタイプ」が用意されているものもあるのです。これなら、ぽっちゃりさんも安心ですから、帯締めを購入する際にはサイズを確認しましょう。

また着物のアクセサリーの一つ「帯留め」。帯留めの金具に帯締めを入れてしっかり結んだら、帯留めは体の前に、結び目は体の後ろに回して見えないようにするものです。帯締めの房も正面からは見えないので、帯締めの長さも心配いりませんから、ぽっちゃりさんにも安心と言えます。

使い方も簡単で便利な帯留めですが、礼装用に使う場合は、宝石や蒔絵、象牙といった素材を選ばなくてはいけません。注意して下さいね。

まとめ

優しい雰囲気のぽっちゃりさんは、着物が似合いますから、自信を持って下さい。ちょっと工夫をすれば、しっくり着こなすことも可能です。同じ着物でも、小物を変えれば雰囲気にも違ってきますから、意外とコストパフォーマンスも良いですよ。色々試してみて、着物美人を目指しましょう!

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