目次
1.足元にもこだわってみませんか?
今、浴衣の履物で定番なのが黒っぽい桐の台に、少し太めの鼻緒が付いた低い高さの下駄です。白生地よりも汚れも目立たないし、鼻緒も柔らかいので長時間履いていても足が痛くならなくて、とっても便利。高さも3㎝程度で、下側にゴムも付いているので滑りにくくて安全です。利便性が高いことは大きな魅力ですが、皆が履いているので個性が少ないかも知れません。
お洒落にこだわるなら、高下駄も良いでしょう。昔ながらの風情があり、歩くとカランコロンと小粋な音が響きます。下駄の高さは色々あるので、好みで選ぶことも可能ですし、下駄なので鼻緒を交換するだけでも雰囲気を変えることができます。
洋服の時に履くようなサンダルも、浴衣ならOKです。特に足首にストラップがあるデザインのものは、かかとも固定されるので安全ですし、見た目も可愛らしいですね。
逆に少し危険なのが、ビーチサンダル。鼻緒の付け根のところが壊れると、歩くこともできなくなります。野外の夜のイベントは、混んでいると足元も見えないので要注意です。履く前に劣化していないかどうか、しっかりチェックして下さい。
2.帯飾りでアクセント
浴衣に合わせる半幅帯は、帯枕を使わないので、帯枕を包む帯揚げは使いません。でも帯締めは使ってもOKです。帯の前側が寂しいと感じた時は、アクセントに帯締めを合わせてみましょう。帯締めに帯どめを付けるのもお洒落。浴衣の柄は大きいので、柄と同じテーマの帯どめを選んでも良いかも知れません。
また、帯の上に帯飾りを挟んでも華やかです。花やリボンをアレンジした帯飾りは、着こなしの大きなポイントになります。ただし、あまり大きな帯飾りは幼い印象となりますから、バランスに気を付けましょう。
3.暑さをしのぐ小物も忘れずに
最近の猛暑は夜になっても涼しくならない事が多いですね。浴衣は残念ながら、着ていて涼しいという装いではありません。特に野外はクーラーもないので、風もない日は暑さが倍増するといって良いでしょう。
そんな時はウチワや扇子を持っていくと便利です。ちょっとした小道具ですが、暑さをしのげるだけでなく「浴衣を着慣れている」「心配りが出来る」などなど自然にアピールできます。
浴衣は夕方着る装いですが、真夏は夕方でもまだまた日差しが強いものです。そんな時は、日傘も必需品となります。最近は和テイストの日傘も出てきましたから、浴衣に合わせた日傘を揃えるのも、面白いものです。
4.浴衣を着た時に合わせるバッグは?
浴衣に付き物のバッグといったら、最近は巾着が主流です。華やかで可愛いデザインも多いので、浴衣と色合わせをして選ぶのも良いでしょう。ただし、あまり小さい巾着は避けた方が無難です。少なくともご自身のスマートフォンが入る大きさを選んで下さい。
下が籠になっている「籠付き巾着」は浴衣にピッタリ。少し大きな「籠バッグ」なら、浴衣だけでなく夏のお洒落着に合わせる事も出来ます。また、大き目のハンカチや手ぬぐいを使った手作り巾着も、簡単にできると評判を呼んでいますから、一度ネット検索するのも良いでしょう。
ただし浴衣に合わせるバッグは、何でも良いという訳ではありません。浴衣はカジュアルな装いですから、普段使っている皮のバッグなどは似合いませんから、注意が必要です。
5.まとめ
高級浴衣の場合は、長襦袢を着て名古屋帯などを締めると真夏の街着として着ることも出来ます。その際は帯揚げ、帯締めも使って、足袋も履きましょう。TPOを考えて装うのも、大人浴衣なのです。
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